全身の動きに影響?!アスリートも注目の重要部位【胸郭】とは
身体の不調をどうにかしたい、スポーツでのパフォーマンスを向上させたい、といった時、あなたなら身体のどの部位からケアしますか?私が日頃お客様との会話で質問して多いのが
・肩甲骨周り
・股関節周り
・直接、気になってる部位
です。
それも大正解だと思います!肩甲骨にはかなり多くの筋肉が付着しており、肩甲骨の動きやポジションで肩関節への負担、痺れ、肩こり等、肩甲骨の影響は多岐にわたります。また、スポーツでも肩甲骨がうまく使えていないとパフォーマンスの向上が難しかったり、ケガ(スポーツ障害)に繋がることもあるため身体の重要部位として認識されているようです。股関節周りも、身体の硬さ(柔軟性の低さ)を感じやすく気軽にストレッチしやすい部位です。
ただ、意外と多いのが
「全身かたすぎて、どこから手を付ければよいかわからない」
という方々です。子供の頃から身体がかたく、体育の授業や部活等で指摘を受ける場面が多々あり、ストレッチをしてみるもなかなか柔らかくならずここまで来たという方はけっこういらっしゃいます。
安心してください。
どこからケアすればわからない人ほど、オススメの部位があります!逆に、身体が柔らかい方でもそこだけは硬いことも多々ありますので、柔らかいけどお身体に不調がある方もオススメです!
寝返り、歩行、ランニング、呼吸、投球、テニスやゴルフ等、あらゆる日常動作における最重要ポイント!
それは、
【胸郭(きょうかく)】
です!
胸郭ってどこー?って思う方かなり多いと思います。それもそのはず。かなり重要な部位なのに、まだまだ世間的には注目度が低いです。肩甲骨や筋膜などよりも健康グッズも少ないです。
ちなみに、
胸郭とは胸骨、肋骨、胸椎(背骨)から構成される部分のことです。あばら骨があるエリア全体というイメージですね!

何度も言いますが、胸郭はほとんどの日常動作に関わってくる最重要ポイントです!
・寝返りの時に腰が痛い
・呼吸が浅い
・肩甲骨の動きがかたい
・背部痛
・寝違え
・ゴルフ肘、テニス肘
・投球障害(野球等)
・歩行時の膝や股関節の痛み
などなど、ほとんどの身体のトラブルにこの胸郭が関わってきます。
最近では、プロ野球選手などが投球フォームを修正する際に胸郭の動きから丁寧に調整しています。
胸郭がかたいと
→身体のひねりがかたい(下半身からのエネルギーを活かせない)
→肩甲骨の動き(内転、上方回旋)が不足
→肩甲骨に対して腕を引きすぎてしまう
→肩の痛み、腱板への負担、肩前面の痛み(インピンジメント等)
ざっくりこのような順番で肩を痛める可能性が高くなります。身体のひねりを使えなくて、手の力だけで投げてしまうフォームになるということです。部活動などでも肩甲骨のストレッチや肩のインナーマッスル強化メニューがされているようですが、胸郭のかたさがある場合、なかなか効果を感じにくいことが多いです。ゴルフやテニスでも同様な流れで、身体のひねりが使えず手打ちになり肘に過度な負担がかかります。

ここからが重要です!
胸郭はサラリーマンやOLの方など一般の方にこそ意識を向けてほしいポイントです!スポーツ選手は、一般の方よりも単純に身体を大きく動かしているので胸郭のかたさがあっても部分的だったりします。しかし、一般の方はどうしても朝起きて、支度して、出社して、デスクワークして、帰宅して、ご飯食べて、入浴して、ゆっくりして就寝という毎日同じ事の繰り返しになってしまいます。これは仕方のないことです。その結果、胸郭の動きを存分に発揮しない生活が続き、胸郭がかたくなってしまいます。そして胸郭の動きを伴う日常動作に痛みや違和感が出てくるのです。

アスリートのスポーツでの動作も
一般の方の日常動作も
同じ「運動」です。
強度の違いはあれど、胸郭の重要性は変わらないので、
スポーツのパフォーマンスを上げたりスポーツ障害を予防したい方でも、
デスクワークで身体が凝る方も
まずは【胸郭】に目を向けましょう!
胸郭がしなやかに働けば、身体の本来のきれいな動きが手に入ります。


(※胸郭の施術で全員が画像のような結果になるわけではありません。)
上の画像は、胸郭がかたくて首の動きに問題がでていた方の施術前後を比較したものです。画像のモデルさんは胸肋関節(胸郭の前面)の動きがかたく、胸肋関節の動きを伴った下を向く動作が苦手でした。胸肋関節にのみ施術を行った結果、自然な身体の使い方でかなり楽に下を向くことが可能になりました。このモデルさんは胸肋関節のみ動きがかたかったので、そこだけの施術で変化が出ましたが、もちろん他の場所の影響も強く受けている場合は別途施術が必要です。
整体院まくまくでは、胸郭をはじめとした身体の関節や筋肉の機能を整える施術を行っております!瞬間的に矯正したり、指で強く押す施術は行っておりませんので、強い刺激が苦手な方や、スポーツパフォーマンス向上、柔らかいのに身体が痛い(柔軟性の低さ以外の問題)方は、身体の見た目のバランスではなく機能を整えることが大切です!
東京23区を対象に出張にて施術いたしますので、お気軽にお問い合わせください(^^)
